2023年02月21日

旧暦2月

今年は2月20日が旧暦の2月1日に当たります。
旧暦2月の農事暦です。

農事暦2023_2月縮小.jpg
見にくいかもしれませんが、国分種苗のホームページの令和5年度農事暦のバナーをクリックするとダウンロードできます。
私もSG-primeとアラフェスタの希釈液を散布しました。
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2023年02月05日

令和5年旧1月

旧暦の1月ももう半ばですが暦をアップします。
栽培管理にお役立てください。

農事暦2023_0002 ブログ用.jpg
posted by きりしまのタネヤ at 12:59| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 農事暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月03日

農事暦の解説

平成30年からオリジナルの農事暦作り始めて7年目になります。
一部ではありますが、トマト栽培農家さんや生産法人の一部の方にはよく理解してもらいお役に立てているようです。
持論ではありますが、そこで今一度農事暦の解説をしたいと思います。
きっかけは、農薬散布のタイミングに新月の頃と満月の頃を目安にカレンダーに印をつけて一部の農家さんに渡したところ、お茶栽培農家さんから農薬の効果が良くなったとの話から色々調べ始めました。
中でも『月と農業』という本の中で、南米のインディオの栽培管理について大変興味を持ち今に至っています。

今では農業を始めるにあたり、いつ薬剤散布をしたらいいか?、いつ追肥をしたらいいか?、いつ収穫したら長く貯蔵できるか?などの目安になればと思い、初心者でも60点はとれる栽培管理、あとはよく観察して70点、80点とより良いものが生産できる目当てになればと思っています。

植物内の水の動き3.jpg

これも持論ですが、最初の生物が発生した時よりもはるか昔から地球と月の間では引力が存在していました。全ての生物はこの引力の影響下の中で進化しながら現在に至っています。
そこで月の満ち欠けに注目すると必然的に潮の動きに着目しました。

植物はおおむね次のような生育パターンで生長していきます。
小潮から大潮に向かう時期が細胞の分裂が盛んな時期、大潮から小潮に向かう時期が細胞を伸長させる時期です。

新月から満月、満月から次の新月迄が旧暦の1ヶ月になります。
新月の頃と満月の頃が大潮になるので、新月からの潮の動きは、大潮から小潮と小潮から大潮で満月の頃となり、次の大潮小潮と小潮から大潮で新月の頃となります。つまり、細胞が伸長する時期、細胞の分列が盛んな時期が、旧暦の1ヶ月にそれぞれ2回あることになります。

そこで細胞が伸長する時期を伸長期、細胞の分裂が盛んな時期を充実期と呼び、伸長期の中潮の頃に一般のN、P、Kの液肥散布、充実期には細胞壁の主成分のペクチン酸カルシウムが順調に生成されなければならないので、この時期に微量要素、特にカルシウムを適宜与えることはカルシウム欠乏を予防することになります。充実期の中潮の頃にカルシウム主体の微量要素剤を散布します。

最後に植物内の水分の動きについて説明します。
何十年も前のことですが、年配の方から『闇夜の木を切れ」と教わったことがあり、その時は意味がよくわからなかったのですが、『植物内の水分の動きと生育のリズム』を見ると新月の頃が余分な水分が地下部にたまります。つまり、この場合の闇夜とは新月の頃で、地上部に余分な水がないのでこのタイミングで木を切ると乾燥しやすく虫も付きにくいのだつ理解しました。

新月から満月に向かうにつれて次第に地上部に水分が移動し満月の頃が最大になり、そして満月から新月に向かうにつれて次第に地下部に水分が移動し、これらを絶えず繰り返しています。

そこで見方を変えると新月の頃は地下部に水分が多くありますからダイコン、ニンジンなどの根菜類やジャガイモ、サツマイモなどは重量が乗り、地上部は余分な水分ないのでカボチャやキャベツ、かんきつ類など一時貯蔵するものは貯蔵中の腐敗が軽減されます。また、満月の頃は地上部に水分が多くありますから果菜類や葉菜類は重量が乗り、一方地下部には余分な水分がないので、すぐに出荷しないサツマイモやジャガイモなどは貯蔵中の腐敗が軽減されます。
実際は、収穫時期と植物内の水分のタイミングがぴったり合わせての収穫はなかなか難しいかもしれませんが、一時貯蔵が必要なものや種芋として貯蔵するものは歩留まりを考慮すると有効だと思います。
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2022年12月05日

農事暦が出来上がりました。

農事暦を作り始め、今の体裁に落ち着いて7年目になります。
今回は、旧暦令和4年12月を投稿します。農事暦2023_0001.jpg
posted by きりしまのタネヤ at 08:41| 鹿児島 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 農事暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月03日

農事暦についてC

農事暦について@〜Bをまとめてあらわしたのが以下の暦です。
農薬散布の目当てになる頃や二十四節気や今年から復活させた種まきにはあまり向かない種蒔凶日も掲載しています。
液肥については個々の液肥を紹介するまでもありませんが、月桃の活力液SG−Primeについては詳しく紹介したいと思います。

令和4年旧2月.jpg
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2022年03月01日

農事暦についてB

植物内の水の動きを別の角度から考えてみると新月の大潮の頃は植物内の余分な水分が地下部に降りている頃なので、地上部の収穫物には余分な水分がありません。例えば地上部を収穫するキャベツや白菜などの葉物野菜は重量は乗りませんが、貯蔵した時に傷みにくく、大型の冷蔵庫で出荷調整の必要な時にはこの時期に収獲したものの貯蔵をお勧めします。同様にカボチャなどの収穫後しばらく貯蔵するものも長持ちし追熟できます。
一方、満月の大潮の頃は植物内の余分な水分が地上部に上がってくるので、地上部を収穫後すぐに消費する野菜は重量が乗ってくるので、収穫量を重視するものの収穫に適しています。また、地下部を収穫していったん貯蔵するものは余分な水分が少ないのでサツマイモの種イモやサトイモなど長期の貯蔵に向いています。
このように同じ野菜でも目的に応じて収穫のタイミング違ってくることになります。

次に細胞のリズムから考えると大潮から小潮に向かう頃が細胞が大きくなる伸長期なので、この時期はN/P/Kの液肥を散布する適期となります。
そして小潮から大潮に向かう頃が細胞が盛んに分裂する充実期なのでカルシウムなどの微量要素が欠乏しやすい時期に当たるのでこの時期が微量要素の液肥の散布の適期となります。

植物内の水の動き1.jpg



posted by きりしまのタネヤ at 21:34| 鹿児島 ☁| Comment(0) | 農事暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月25日

農事暦についてA

旧暦で新月から満月までと満月から次の新月までと旧暦のひと月を大きく2分割して考えると、新月から満月までは潮で見ると大潮から中潮そして小潮となり再び中潮、大潮となっていき満月から次の新月までも同様に潮の変化が起こります。
この潮の変化に伴って植物の中では、水分の動きと生育のリズムが繰り返し行われています。
まず、植物内の水分の動きは、新月の大潮の頃が植物内の余分な水分が地下部へ最も下がっている時で、その後余分な水分は次第に地上部へ移動してゆき、満月の大潮の頃に最も地上部に上がってきた状態となります。そして次の新月の大潮のころまでに同じような植物内の水分の動きをしてこれの繰り返しが絶えず起こっています。
次に生育のリズムですが、新月の大潮の頃から小潮に向かう頃が細胞が大きくなる時期(伸長期)に当たり、この小潮の頃から大潮に向かう頃が細胞が盛んに分裂する時期(充実期)にあたり、これも大潮から小潮の時期(伸長期)、小潮から大潮の時期(充実期)の繰り返しが絶えず起こっています。

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2022年02月04日

農事暦について@

今日は、24節気の立春でした。
陰暦正月の節で、陽暦では節分の翌日に当たります。
24節気の最初の節であり、八十八夜、二百十日など、すべて立春から数えます。
暦の上では旧冬と新春の境目に当たる、この日から春になります。
農事暦つくりに取り組み始めたのは、今から10年ほど前のことです。
年末にお得意様に配っていた旧暦の載った月捲りのカレンダー一粒万という言葉に興味を覚え次第に旧暦に興味が出てきたころに、あるメーカーの勉強会の折に旧暦で農作業の管理についての解説を受けました。その時に新月と満月の頃が薬剤散布の適期だと教わりました。
持論ですが、最初の生物が発生した時よりもはるか昔から地球と月の間では引力が存在し、全ての生物はこの引力の影響下の中で進化しながら現在に至っていて、
月の満ち欠けに着目することで誰でも作物の管理がわかりやすく理解できると思い農事暦を作ってみようと思い立ちました。
最初の頃は薬剤散布の時期をお知らせする程度でしたが、1年たつ頃には興味のあるお茶栽培農家さんからカレンダーに薬剤散布の適期に丸印をつけてくれるよう要望がありました。
そうしているうちに『月と農業』という本に巡り合いまた興味が深まっていきました。

posted by きりしまのタネヤ at 22:12| 鹿児島 ☀| Comment(0) | 農事暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月12日

令和2年旧12月農事暦

今日は旧暦の12月1日です。
令和2年農事暦旧12月.jpg

文字が小さくて読みにくい場合は、国分種苗ホームページの農事暦にPDFファイルで掲載してありますのでダウンロードしてご活用ください。

posted by きりしまのタネヤ at 19:00| 鹿児島 ☀| Comment(0) | 農事暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月10日

農事暦旧11月

来年分の農事暦が出来上がりました。
詳しくは国分種苗ホームページの令和2年度農事暦からご覧ください。
今日は、旧暦11月14日です。
明後日が、満月です。
満月直後のころは、薬剤散布の適期です。
今年は、虫が多いのでいろんな問い合わせがあります。
農薬は、登録の取れた薬剤を正しい使用法で散布しましょう。


2019年農事暦旧11月.jpg

posted by きりしまのタネヤ at 15:07| 鹿児島 ☁| Comment(0) | 農事暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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