2007年05月25日

突然変異

一昨日のスイートコーンの原因が分かりました。
直接の原因は、低温でした。
露地栽培の出荷より早く出荷する目的でハウスで栽培しているわけですから当然早く種まきをしたわけで、当然低温に遭遇する頻度は多くなりますからハウス内にトンネルをして二重に保温することで対策は立てていたのです。
それでも結果として発生した訳です。
まず、スイートコーンの栽培で5〜8葉期が、花芽分化と幼穂形成期に当り、この時期が一番大事な時期に当り、低温で一昨日のような実入りの悪い穂や副穂が多く発生するそうです。副穂については品種間差があります。
ただ、低温でも絶対的な低温と相対的な低温の考え方をよく理解していなかったことに今回の反省があるようです。
例えば、人間でも普段から薄着で過ごして皮膚を寒さに慣らしている人といつも厚着をしている人では同じ温度でも寒さに対する感じ方が違うようにスイートコーンでもハウス内の温度を高めに管理した場合と低めに管理した場合とでは同じ低温の日が訪れた時の低温への感受性が違うつまり低温障害を受けやすいか受けにくいかが違ってきます。
おまけに、1月〜2月は平年よりも暖かく推移し3月になって急に寒い日が何回かありました。
今回は、丁度5〜8葉期寒かった日に重なっていたようです。
よって、5〜8葉期(播種後1ヶ月〜1ヶ月半)まではあまり暖めすぎないような温度管理が出来るようにハウスの換気をしてその後は、日中30〜32℃を上限の温度管理をすれば良い。
あと発芽日数を7日〜10日にすることがベストでこれよりも早く発芽させることはあまり良くないそうです。
ただ、スイートコーンはイネ科植物で積算温度が出穂、収穫に大きく影響しますから温度を低めに管理すると収穫が遅れるので播種時期を今までよりも早くする必要があります。
ところでスイートコーンを含めとうもろこしにはキセニアと言って受粉時に他の品種の花粉と受精すると受精した粒(種子)の性質が本来の品種と全く異なってしまう現象が知られています。
例えば、スイートコーンの近くに飼料用のデントコーンを植えるとスイートコーンが甘くなかったとか、白と黄色の混ざったバイカラーのスイートコーンと黄色のスイートコーンを植えたらバイカラーの白色の比率が極端に少なくなった(遺伝的に表現型が黄色が優性で白色が劣性のため)とか
今回は黄色の品種だったにもかかわらず、写真のようなバイカラーが発生しました。
これは、突然変異でアルビノ(色素の欠落)だそうです。
一瞬バイカラーコーンのようですが、この場合バイカラーコーンは普通なら出来ないはずなのです。
 初めて見ました。
totuzennhenni.JPG
左が本来の品種で真ん中と右がアルビノが発生したもの
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2007年05月23日

スイートコーンに異常発生

出荷前のスイートコーンに異常が発生(発見)しました。
もちろん、今発生した訳ではなく、さかのぼって原因があったはずですが、明日メーカーを交えて原因と来年に向けての対策をとろうと思っています。
食味は、問題ないのですが、出荷となると市場での評価が大きく価格に影響を与えますから、農家さんにとっては、深刻な問題になってきます。
ko-n1.JPG
下部の実入りが悪いのは、受粉がうまくいかなかったからか?
co-n2.JPG
本来1房のところが2房、3房になっている。
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2007年04月25日

トマトの窓あき果、チャック果

今朝、ビニール加工場に行ってみると、牧園の農家さんからトマトのことで相談をうけました。
何はともかく、現場を見てみることになりました。
早速トマトの植えられたハウスに行きました。
症状は、病気でも虫の食害の後でもなく、これは、低温による生理障害でした。
一般には、穴が開いたようにして中の見えた状態が窓あき果。
そして、果実に、縦方向に線の入ったものがチャック果です。
詳しく調べてみると、窓あき果は、低温8℃程度が、20日以上と長いほど発生率は高く、10日間の遭遇だけでは、発生率は低くなります。
窓あき果は、第一果房の花芽分化、発育期に低温に遭遇させると発生が、助長されます。
チャック果も同様です。
つまり、対策としては、育苗期の温度管理に注意し最低でも11℃の適温を保つようにして、鉢上げ後は10℃以下の低温にならないように保温に努めれば、発生が軽減できると思います。
chakku1.JPGchakku3.JPGchakku2.JPG
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2007年04月04日

胡瓜の苗

昼食時に農家さんから携帯に電話が入りました。
苗生産の農家さんが、胡瓜の本葉が奇形になっているとのこと。
早速、デジカメを持って出かけてみると2品種胡瓜が程度差こそあれ、ほとんどが本葉の先端がなくなった状態でした。
 kyuurinae1.JPG
いろいろと尋ねた上で写真を撮りメーカーに写真を添付してメールを送りました。
担当者と協議した結果、いくつかの原因が予想されました。
一番可能性があるのは、ハウス内での育苗なので双葉が展開して本葉が出かけた時に潅水した水がそこに水滴となって留まり、高温によるレンズ現象によって本葉の先端の細胞が焼けたか、または、夜の低温によって水滴が冷えて(凍って)本葉の先端の細胞が痛んでしまったのだろうと言うことです。
これは、一時的なものなので2枚目以降は正常な本葉に戻るのですが、苗の販売では、見栄えがかなり販売に影響するので、少し出荷は遅れますが、本葉3枚目が展開した時に面倒ですが、1枚目を取り除いていただくように提案しました。
農家さんも納得していただき、「忙しい中何度も来てくれてありがとう」と労いの言葉を頂きました。
よかった。よかった。

 
一昨日の桜の本数は135本です。
昨日の花は、梨の花です。
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2007年03月31日

土壌消毒?

今朝、「土壌消毒をしたい」と、お電話をいただいたのですが、私があいにく留守でしたので、夕方に状況を詳しく知りたかったので、訪ねて行ったら
 ここ数年間ジャガイモを植えてもサトイモを植えても表面が汚く、収穫までにはいたらないとのことでした。
その方は、強い薬で土壌を消毒したいとおっしゃいましたが、消毒後は秋まで何も栽培しないとのことでした。十分期間があるので、
それでは、トールフェスク(牧草)を播いて土の中の余分な肥料分を吸収させて、その後土にすき込んで緑肥とした後に消毒をする方法を提案しました。
それは、作物がちゃんと生育しないのが、病気だけではなく、土の中の養分のバランスが崩れていることも考えられましたので、なるべく土に負荷のかからない方法を提案しました。
7月初めまでトールフェスクを栽培してその後すき込み消毒後に完熟堆肥(ゼム堆肥)を投入していただこうと思っています。
帰りしなに、「忙しいところ、ほんのこてありがとなあ」と言われた時には、遅い時間だったけど訪ねて来てよかったと思いました。
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2007年03月27日

種無し西瓜の苗

 今日、種無し西瓜のプラグ苗が入荷しました。


うちのハウスで10,5cmのポリ鉢に移して約2週間ほどで店頭に並ぶ苗に生長します。


黒皮の赤肉の大玉西瓜です。品種名は、ガブリコブラックといいます。


すいかを栽培するとよくカラスにつつかれたりするのですが、この黒皮の品種はカラスが寄ってこないので誰でもちゃんと収穫にいたります。


注意点は、花粉用に別の品種を必ず1本は混植しなければ、うまく実がなりません。


ところで、よーく考えてみてください。
種無し西瓜なのにどうして苗が出来るのでしょう。

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2007年02月09日

ゴボウが虫に食べられました。

今日、お昼前に農家さんからゴボウの収穫物の中に虫の被害が、たくさんあり対策について相談がありました。

現在調べています。

知っている方いませんか。

いや、自分で調べなければ・・・
↓↓↓

gobou 002.JPG
posted by きりしまのタネヤ at 18:35| Comment(1) | TrackBack(0) | ちょっと困った | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする