2024年02月18日

おいしい野菜≒健康な野菜≒旬の野菜D

健康に良い野菜は、硝酸イオンの少ない野菜で、有機栽培か化学肥料で栽培されたかが問題ではなく、適期に収穫して、しっかり太陽の光線を浴びた野菜で、必要な栽培期間を経ることによって、窒素がアミノ酸に変化しておいしくなります

植物体内では、炭酸同化作用、窒素同化作用、硫黄同化作用、リン同化作用があり、タンパク質合成を中心とする各種の代謝が調和をもって進行して、植物は健康に育ちます

順調なたんぱく質合成のもとでは吸収栄養分は無駄なく代謝系に組み込まれ、病原菌や害虫が必要とする余分な可溶性養分が少ないために、植物体への病原菌や害虫の寄生することが少なくなります。

野菜は、必要以上の窒素肥料が得られると代謝系内にアミノ酸や糖類などの可溶性養分が停滞して、この可溶性養分を栄養源とする病原菌や害虫が体内に侵入し増殖して、病気や食害が発生します。

また、大量の施肥は植物体内と土壌内の養分バランスを壊し、微量要素の吸収を阻害します。

過剰な無機肥料、特に可溶性窒素肥料によって生産された農作物は食味が悪く、健康に有効な成分の含量を減らし、作物の保存性を悪くし、病気にかかりやすくなります。

良質な完熟堆肥を適量施肥して、微量要素を補充した土壌の野菜は、うまみが高まり、保存性もよくなり、害虫や病気への抵抗力が高まります。

posted by きりしまのタネヤ at 15:33| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 野菜のはなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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