旧暦で新月から満月までと満月から次の新月までと旧暦のひと月を大きく2分割して考えると、新月から満月までは潮で見ると大潮から中潮そして小潮となり再び中潮、大潮となっていき満月から次の新月までも同様に潮の変化が起こります。
この潮の変化に伴って植物の中では、水分の動きと生育のリズムが繰り返し行われています。
まず、植物内の水分の動きは、新月の大潮の頃が植物内の余分な水分が地下部へ最も下がっている時で、その後余分な水分は次第に地上部へ移動してゆき、満月の大潮の頃に最も地上部に上がってきた状態となります。そして次の新月の大潮のころまでに同じような植物内の水分の動きをしてこれの繰り返しが絶えず起こっています。
次に生育のリズムですが、新月の大潮の頃から小潮に向かう頃が細胞が大きくなる時期(伸長期)に当たり、この小潮の頃から大潮に向かう頃が細胞が盛んに分裂する時期(充実期)にあたり、これも大潮から小潮の時期(伸長期)、小潮から大潮の時期(充実期)の繰り返しが絶えず起こっています。