2022年02月25日

農事暦についてA

旧暦で新月から満月までと満月から次の新月までと旧暦のひと月を大きく2分割して考えると、新月から満月までは潮で見ると大潮から中潮そして小潮となり再び中潮、大潮となっていき満月から次の新月までも同様に潮の変化が起こります。
この潮の変化に伴って植物の中では、水分の動きと生育のリズムが繰り返し行われています。
まず、植物内の水分の動きは、新月の大潮の頃が植物内の余分な水分が地下部へ最も下がっている時で、その後余分な水分は次第に地上部へ移動してゆき、満月の大潮の頃に最も地上部に上がってきた状態となります。そして次の新月の大潮のころまでに同じような植物内の水分の動きをしてこれの繰り返しが絶えず起こっています。
次に生育のリズムですが、新月の大潮の頃から小潮に向かう頃が細胞が大きくなる時期(伸長期)に当たり、この小潮の頃から大潮に向かう頃が細胞が盛んに分裂する時期(充実期)にあたり、これも大潮から小潮の時期(伸長期)、小潮から大潮の時期(充実期)の繰り返しが絶えず起こっています。

posted by きりしまのタネヤ at 21:46| 鹿児島 | Comment(0) | 農事暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月04日

農事暦について@

今日は、24節気の立春でした。
陰暦正月の節で、陽暦では節分の翌日に当たります。
24節気の最初の節であり、八十八夜、二百十日など、すべて立春から数えます。
暦の上では旧冬と新春の境目に当たる、この日から春になります。
農事暦つくりに取り組み始めたのは、今から10年ほど前のことです。
年末にお得意様に配っていた旧暦の載った月捲りのカレンダー一粒万という言葉に興味を覚え次第に旧暦に興味が出てきたころに、あるメーカーの勉強会の折に旧暦で農作業の管理についての解説を受けました。その時に新月と満月の頃が薬剤散布の適期だと教わりました。
持論ですが、最初の生物が発生した時よりもはるか昔から地球と月の間では引力が存在し、全ての生物はこの引力の影響下の中で進化しながら現在に至っていて、
月の満ち欠けに着目することで誰でも作物の管理がわかりやすく理解できると思い農事暦を作ってみようと思い立ちました。
最初の頃は薬剤散布の時期をお知らせする程度でしたが、1年たつ頃には興味のあるお茶栽培農家さんからカレンダーに薬剤散布の適期に丸印をつけてくれるよう要望がありました。
そうしているうちに『月と農業』という本に巡り合いまた興味が深まっていきました。

posted by きりしまのタネヤ at 22:12| 鹿児島 ☀| Comment(0) | 農事暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月02日

専門店として

約2年間にわたり新型コロナウィルスの影響を受けた社会は、度重なる経済活動の自粛を余儀なくさせられた結果、さまざまの産業に大きな影響を与えてきました。飲食業界やエンターテイメント界などマスコミの報道ですぐに影響が想像できるものもありますが、自分の携わっている農業分野にも大変大きな影響が及んでいます。
そもそも生鮮食料品の青果物は、収穫の適期に収穫してこそ人にとって有益であり、そのタイミングは本の一瞬です。またタイミングよく出荷されても今は供給過剰なのか安値でなかなか農家の手元には満足した収入が確保できていないのが現状です。
ただそれを傍観していては前に進みませんから、微力ながら専門店として専業農家はもとより兼業農家や趣味で農業に携わっている方やこれかろ少しでも家庭菜園に取り組みたいと思っている方々に、例えば野菜の持つ機能性(抗酸化力、免疫力、解毒力)や草花の持つ癒しの力を積極的にそしてわかりやすく情報発信すると同時に機能性などを高めるための栽培方法やアイテムを紹介することで、少しでも農業に従事する皆様の健康や前向きな取り組みの一助となればと思います。
今後のwithコロナの続く世の中に正しく恐れ、いかに健康であり続けられるかを念頭に専門店として皆様に関わり続けたいと思います。
posted by きりしまのタネヤ at 22:48| 鹿児島 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。