ちょっと遅くなりましたが、旧6月の農事暦です。
旧暦で野菜などを栽培する時に、植物が月の引力に影響されていることが、2つあると自分なりの結論を出しました。
これは、『月と農業』という本の中の南米のインディオの栽培方法を参考にしています。
まずひとつ目は、植物体内の水分の移動です。
新月のころが水分が地下部に一番集まり、満月のころ地上部に一番集まる。
例えば、ジャガイモなどの地下茎を収穫物とする作物(野菜)は、収量を目的とするならば新月のころが一番多く収穫できることになります。また、種イモとして長期間貯蔵するのが目的ならば、なるべく余計な水分のない満月のころに収穫することが長期間の貯蔵に向きます。地上部に収穫物のあるカボチャもこの反対の考え方で納得できると思います。
たまたまおオスモの生産法人の社長と話す機会がありこの事を説明していたら、実践していらっしゃいました。
キャベツを収穫する時に一時冷蔵庫に貯蔵する物は、新月のころに収穫するそうです。

二つ目は、植物の細胞伸長の時期と細胞分裂の盛んな時期が交互に訪れ、大潮から小潮に向かう頃が細胞の伸長が盛んな時期で、小潮から大潮に向かう時期が細胞の分裂の盛んな時期になります。
これらの二つの大きなリズムがわかるといつ何をするかが自然と見えてきます。